(2−47) 平成17年第4回区議会定例会 一般質問 (自民党)
◎一般質問
○下村治生 議員
1.自動二輪の駐車対策について
○吉住健一 議員
1.災害時の避難について
2.トラブルの相談窓口について
○おぐら利彦 議員
1.体験的な学習による青少年の健全育成と若年失業者対策について
平成17年第4回区議会定例会 一般質問 下村治生議員
自民党新宿区議団の下村はるおです。駅周辺や繁華街における自動二輪の駐車
対策について一般質問いたします。
道路上の車両全般について、歩道も含めこれまでも新宿区は重点施策の一つと
して、放置自転車や自家用車の違法駐車に取り組み、どちらも台数の減少など一定の
成果を得てきたところであります。
そのような中、むしろ目立っているのが自動二輪による違法駐車です。特に繁華街
や駅周辺ではこの傾向が顕著になっています。
ここでの自動二輪の定義ですが自動二輪とは「50cc以上の排気量を持つ二輪車」の
ことですが、いわゆる原付(原動機付自転車)も含めて、以下議論したいと思います。
東京都道路整備保全公社による全国初めての本格的な調査、「自動二輪車の駐車
空間に関する調査」が行われ、17年3月にその内容が発表されました。学識経験者や
行政、業界によって構成された検討委員会による調査です。
そこでの調査は以下の項目でした。
@ 放置実態、利用実態の把握、A 利用者の意識調査、
B 駐車場整備の現状、C自治体の取り組み、などです。
この調査によりますと、都内22地区において自動二輪の駐車台数は平日と休日を
合わせのべ13、238台となっています。
各地区におけるピーク時駐車台数は、平日で新宿駅周辺で467台、渋谷で386台、
池袋で204台、六本木で160台、上野で148台となっています。
駐車場所としては歩道上が57%、車道が約35%、敷地内その他はわずか8%です。
また駐車時間は2―7時間と長時間駐車が多いことがわかります。問題としては「歩行
者の通行の邪魔」、「近隣住民からの苦情・問い合わせ」がともに35%と、「自動車の
通行」など他の項目を引き離しています。
そこで、私も十一月の平日の午後3時ごろから夕方にかけて、新宿駅周辺や高田馬場
駅周辺をフィールド調査してみました。
まず新宿駅周辺で西口地区を見てみますと、ヨドバシカメラのブロックで50台、新宿区
の信託ビル、ファーストウェストビル横では両側で55台、通りを隔てて旧朝日生命本社
の前では17台と少なかったものの、同じブロックのエルタワー側に21台、となりのブロック
の新宿センタービル前で23台でした。小田急ハルクのブロックでは、50台近くが駐車して
いました。
新宿駅東口地区では、ある特定の地域だけでも50台近い場所があり、時間の関係で
一つひとつ述べませんが、状況は西口と変わりません。
高田馬場駅周辺では駅周囲よりも、若干駅より離れた場所に自動二輪が駐車されて
いました。調査範囲をどの大きさにするかにもよりますが、駅の西側でおよそ60台程度、
東側では90台ほど見受けられました。高田馬場は新宿駅に比べ、10台未満の場所が
点在し相対的に広い範囲に散らばっているようにも見えますが、しかし道路幅が狭い分、
かえって歩行者などの通行の邪魔になっており、その影響は台数の割りに大きいとも
言えます。
また利用者がどこから乗ってきているのか、目安としてナンバープレートを調べてみま
した。
例えば新宿駅西口地区のファーストウェストビル横でナンバープレートを調べてみると、
原付では杉並区6台、渋谷区4台、足立区4台、新宿区4台、世田谷区、台頭区、豊島区、
目黒区、板橋区、中野区、中央区、北区が各1台の合計26台でした。新宿区の割合は
15%です。
50cc以上では練馬12台、品川7台、多摩5台、横浜2台、川崎2台、大宮、八王子、
群馬、京都、沼津、広島、斑鳩、各1台など合計35台でした。新宿区は練馬ナンバーに
含まれます。
ので、一応比率を出すと34%ですが、先ほどの原付とおなじような比率ではないか、
という印象を持ちました。
以上のように、ナンバーは実にバラエティーに富んでおり、当然ながら自動二輪では
中距離、遠距離が多いことが分かります。
この調査は系統的に行ったものではありませんし、時間断面的な一回だけの、私的な
調査でしかありません。しかしそれでも先の公社の調査と似たような結果、傾向が読み
取れることはたしかです。
自動二輪は最終目的地まで乗るという特性がしばしば指摘されており、繁華街や駅
周辺に仕事や遊びや勉強のために乗るというパターンが考えられます。
バブル崩壊後の交通手段として維持費や手軽さの観点から、若い人たちを中心に
限定的にこのような需要が伸びてきていると考えられます。
最近流行のスクータータイプの大きな自動二輪の場合、一台であっても自転車5台分
くらいの邪魔になります。自転車は邪魔になっても移動が容易ですが、自動二輪の場合、
大人であっても人の手ではまったく移動が出来ないのが現実です。
そこで先ほどの調査を実施した東京都の公社のホームページを閲覧するとS-Park
という自動二輪の駐車場一覧があります。
たとえば都心の繁華街を抱える地域でみると、新宿区では2ヶ所8台プラス若干台、
豊島区では3ヶ所で7台プラス若干台、渋谷区では5ヶ所52台、港区では5ヶ所160台、
中央区では1ヶ所23台、台東区で1箇所若干台となっています
このような中、民間の駐車場整備の可能性はあるのでしょうか。残念ながら民間では
難しい、採算が取れないというのが近隣の駐車場事業者の話です。
車1台分のスペースを分割すれば自動二輪3台分のスペースを確保できるようですが、
需要がどれほどあるのか、稼働率はどうか、など採算面で検討課題があり、自動二輪の
ほうが収益性があるとは言えないようです。従って現状では新設を民間に任せることは
難しい状況です。
《質問1》
そこで第一の質問をいたします。自動二輪の歩道上の駐車について調査を進めるべき
と考えますが、いかがでしょうか。
内容としては、駐車が比較的多い特定の主要駅や繁華街を選んで 駐車台数、自動二輪
利用者の利用目的、どこから来ているのか、駐車時間、既存の設備の利用状況などを、
区で行ってみる必要があると考えますが、いかがでしょうか。
《質問2》
次の質問に移ります
歩道上の自動二輪、特に自転車整理区画に駐車している自動二輪については、従来
から「警告活動=シールを貼り付けること」が行われてきました。
自転車整理区画についてはその利用目的にそぐわないという意味で強く警告することが
必要ではないでしょうか。状況によっては新たな看板による注意喚起を行う必要もあろうか
と思います。いかがでしょうか。
《質問3》
次に第三の質問に移ります。これは新宿区の所管ではありませんが、来年度から道路
交通法の改正に合せ、駐車違反の民間委託と取締りの強化が計画されております。
ぜひ自動二輪の取締りの強化を要望していただきたいと思いますがいかがでしょうか。
すぐに実行に移すには、違反車両の移動手段や保管場所の整備など新たな問題に取り
組む必要もありますので、実行できる部分からぜひお願いしたいと思います。
《質問4》
第四の質問に移ります。
自家用車の駐車違反と同様、取締りの強化にあわせ、恒久的駐車場の整備が課題となって
くると思います。
たとえば専用の地下駐車の整備などは膨大な費用がかかりますし、
自転車や自家用車ほど普及していない現段階ではそのような費用を誰が負担するのか、
と言った問題もあります。
さらに利用者は新宿区民ばかりでないのが実態です。従って、より広域的な行政課題とも
いえます。 しかし新宿駅も高田馬場駅も新宿区がリーダーシップを取ってこの問題に当たら
なければ、解決は望めないことはいうまでもありません。そこで恒久的駐車場の設置について
現段階での新宿区のお考えをお聞かせください。
《質問5》
第五の質問ですが、より現実的な対応策として現在ある公共駐車場の中に一部、自動二輪
専用パーキングスペースをとれないものでしょうか。入り口部分や駐車スペースの改修が
必要な場合もあろうかと思いますが、ぜひ新宿区から関係組織に打診をしていただきたい
と考えます。
《質問6》
最後の質問になりますが、都の管理する都道に主に設置されている車道上のパーキング
エリアに自動二輪専用のエリアを設けてはどうでしょうか。柵等で一般の自家用車が止められ
ないようにし、お知らせ看板を出してはいかがでしょうか。
以上で私の一般質問を終わります。ご清聴ありがとうございます。
平成17年第4回区議会定例会 一般質問 吉住健一議員
自由民主党新宿区議会議員団の吉住健一です。
先月、柏木地域センターで行われました「区長と話そう−新宿トーク−」に出席をしま
した。テーマは「減災社会と地域の防犯ネットワーク」でした。様々な質問に対して区長
はじめ管理職の皆さんが住民の質問や意見に真正面から受け答えをしていらっしゃり、有
意義な会であったと思っております
その日の話題の中で避難所や集合場所についての質問が出て参りましたが、地区の防災
協議会や防災区民組織でも毎回のように質問が出ます。何が聞かれるかと言えば、避難所
に行くよりも近くの公園に逃げる方が安全ではないかとか、近所にある公園施設に逃げる
方が楽なので開放してほしいとか、廃校になって普段人のいない学校も避難所にしてはど
うかとか様々な意見が出て参ります。
質問を始めて早い段階では、一つひとつの用語の定義も交えながらやり取りをしていま
すので、聞いている方もよくわかるのですが、いろいろな言葉が出てくるうちに徐々に議
論が錯綜し始めることが見受けられます。危機管理課で扱っている用語は区の職員の方に
はよくわかります。しかし、住民にとっては「一時集合場所と第一次避難所」は漢字の読
みを変えた同義語だと思われたり、「広域避難場所」とは「避難所」と同意語だと思われ
たりすることもあります。災害時の避難についての危機管理課の見解や広報はホームペー
ジを見ると、しっかりと書いてありました。用語についても解りやすく説明してあります
し、必要な情報は網羅されているのではないかと感じます。
そこで一つの質問として、危機管理課の情報として住民に一時集合場所や避難所の意味
や、その使われ方が十分伝わりきっていないことの原因をどのように分析されているかお
尋ねいたします。
新宿トークや防災協議会には防災区民組織の方も出ていますし、防災のボランティアに
熱心な方も出席しています。しかし、同じような質問が続くということは情報がうまく伝
わっていないのではないかと考えております。
次に、防災活動の用語を解りやすい言葉に置き換えることの検討ができないものかお伺
いいたします。
用語の定義は法令や都条例などで規定されているものもあるかもしれませんが、誰が聞
いても解りやすい言葉に出来ないものか? あるいは、説明として解りやすい言葉を添え
ておくかなど工夫の余地がないかどうかをお伺いいたします。
続いて、区民の相談窓口についてお尋ねいたします。
私の初めての本会議質問は外国人とのトラブルについての問題でございましたが、改め
てお伺いさせていただきます。今月行われた大久保地区の「新宿トーク」で出てきた要望
で外国籍住民の為の施策は充実させてきているが、日本人住民の苦情を受け付けてくれる
窓口も整備してほしいというものがありました。
私はもっともなことだと思います。普通に考えれば、それぞれの苦情はそれぞれの所管
に相談して、ひとつづつ解決していければそれで済むのかもしれません。しかし、あまり
にも多くの外国籍住民が集中して活動している地域で、しかも役所が休みの時に活動する
人たちを相手に現状の体制では対応しきれないのではないかと思っております。
通報したい時にどの所管課が対応するかを住民が判断することは容易ではありません。
複数の所管にまたがる事例を住民が調整して出てきていただくことも容易ではありません。
区として、どのような体制をとれるか検討をお願いします。
大久保1丁目いぶき町会と区との懇談会もセッティングされているとお聞きしておりま
すが、日本人住民も安心して生活できる体制作りを進めていただきたいと思います。新宿
全体を見渡せば外国籍住民が1割であるということは特徴として活かしていこうとお考え
になるのは理解できますが、一部地域に限って見た時には住民の半分が外国人で独自のル
ールで活動していて、調和するのではなく別個のコミュニティを形成しているというよう
な状況を見た時、どのような印象を持たれたかお伺いしたいと思います。
フランスの外来系住民による暴動がニュースで大きく取り上げられましたが、外国籍住
民とトラブルを起こせば、自分たちの町でも起こるのではないかと住民は心配しています。
しかし、日本のルールを守らなくても平気な場所にしてしまえば、自分たち日本人の住む
場所がなくなってしまうということも心配をしています。
そういう思いを住民がもっているということについて、区は流れに逆らうべきではない
とお考えか、地域の安心を取り戻す努力をすべきとお考えか、お尋ねいたします。
以上2項目を質問いたします。ご静聴ありがとうございました。
平成17年第4回区議会定例会 一般質問 おぐら利彦 議員
自民党区議団の小倉です。私は体験的な学習による青少年の健全な育成と若年失業者対
策について質問いたします。よろしくお願いいたします。
「生きる力」を育むために導入された「総合的学習の時間」に関して、マスコミ等をと
おして、見直しをするべきだとの声が数多く報じられております。
「総合的な学習の時間」や週休5日制により余裕のできた時間をどのように活用するか
?これについては、わたくしはもっと「体験的な時間」に活用すべきだと考えております。
今、子どもたちは昔と比べて、極端に大人や年上の人と接する機会が少なくなってきてい
ます。子どもの中には、親と学校の先生以外にはほとんど大人と接する機会のない子も少
なくありません。また、大人も見ず知らずの子どもに話しかけたり、注意をしたりしなく
なってきてしまいました。先日、路地から自転車で急に飛び出し、あわや車とぶつかりそ
うになった小学生に、あたかも我が子をしかりつけるように怒鳴りつけ、「もし、君がこ
んなことで命を落としたら、君の親はどう思うか」と、そして命の大切さをこんこんと諭
していた方を見かけました。自分も小さいころ、近所のおじさんなどに、いつも怒られて
おりましたので、何か懐かしさを覚えると同時に、今の社会に欠けているものを目の前に
した思いをいたしました。今の子どもたちには、学校で教わる知識と社会での体験や経験
により、現在自分が置かれている状況の中で問題点を見つけ、解決する能力が不足してい
ます。体験することにより、たくさんのことを学び、それを基に判断をし、自ら行動を決
められるようになるのです。繰り返しになりますが、今、異年齢とのかかわりが極端に少
なくなっています。そこで、学校側は授業時間数が少なくなる中で、以前と同じ内容を教
えなければならないことに加え、体験的な学習を取り入れ「自ら考える力」をつけさせる
教育が求められています。学校も地域の商店での職場体験授業などを取り入れるなど、努
力をしていただいておりますが、もっと地域が積極的にかかわることが必要ではないかと
思いますが、区としてはどのようにお考えでしょうか。
また、地域の青少年育成委員会や「おやじの会」など積極的に取り組んでいる組織もあ
ります。しかしながら、いろいろと企画をしてもなかなか子どもが集まらないといった現
状もあります。この点につてはいかがでしょうか?。
この問題は若年失業者の増加にもかかわっております。とりわけニート、つまり「学校
にも通わず、通おうともせず、働いておらず、働こうともしない、仕事につくための専門
的な訓練も受けていない人たち」への問題です。ニートが増加したことの原因は、直接的
には就労面があげられますが、教育という側面からも考えなければなりません。いくつか
あるニートの問題点の中には,
・自分の現実の能力と理想があまりにもかけ離れている。
・働きたくても、人との接し方がわからない。
・何をしたいかわからない。
といった問題点がありますが、これはまさしく経験の不足からくるものだと考えられます。
特に、人との接し方がわからないといった「他人とのコミュニケーションが苦痛であり、
また、困難だ」と感じているニートには、これまでに生きてきた環境が大きな影響を与え
ています。先日の読売新聞にも「おせっかいなおじさん、おばさんがニートを救う」との
コラムが載っていました。今の子どもたちが若年失業者にならないために、区としてはど
のようなことをお考えかお聞かせください。また、現在、若年失業者対策として行ってい
ることがあればあわせてお聞かせください。
以上で私の一般質問は終わります。